津市 S寺食堂修理工事
2016-05-28
梅雨前の微妙な時期ですが、S寺の食堂修理工事着工しております。
まずは屋根の瓦下ろしを行っています。
この工事は、基本的に使用出来るものは再利用します。
特殊な形状の物であれば、腐朽や完全破損で修復が不可能な場合を除き、再利用することになっています。
そんな中で屋根瓦も棟瓦(頂上の大棟、四隅の隅棟)や鬼瓦等は再利用します。
工事のはじめはこの再利用瓦をおろして保管することから始まりました。
写真は瓦をおろしている様子と保管の状況です。
このあと瓦屋がこれらの品を検品し、使用出来る物と使うことができない物を仕分けます。
(一枚目)平の瓦や軒先の瓦は全て新しい瓦に葺き変えるので全て処分します。
(二枚目・三枚目)葺き土は一部再利用するので、2t車で2~3車分を屋根屋の土場に持って帰りました。
それ以外は廃棄します。
(四枚目・五枚目)土の下には杉皮が敷いてあり、木の板で押さえられていましたが、これも撤去廃棄しました。
現在瓦下ろしの終了した箇所は、野地板のみが残り、上に大きなブルーシートが掛けられています。
内部も又、現在の状態を残しながらの修繕工事なので、雨が染み込まないための処置です。
ちなみに、屋根下ろしはまだあと3~4日掛かる予定をしております。
あまり天気が良くない日が続くので、少し心配ですが、安全第一で施工します。